ついに7月、本番まであと2ヶ月!
ども、斎藤です。
劇団ぱんだの稽古も、より本格的になり、みんな徐々に顔色が悪くなってる気がします。
かくいう斎藤も、この天候の急変について行けず体調崩しかけています。
寒かったり、暑かったり、ハッキリしろ!!と言ってやりたい今日この頃。
最近は見学者も含めて、若い女優率が急上昇!
見る人が見れば、誰もが羨む女子の園になりつつあります。
おじさんはどんどん肩身が狭くなってる気がします。
初めて参加、共演するメンバーもいたりして、観てる方も演じる方も新鮮さがあります。
そんな中、最近斎藤が口を酸っぱく言ってるダメ出しがあります。
関係性をつくれ!
ぱんだの関係者は、ほとんどが人見知りです。
初対面の人と話すのがとても苦手。
相手の顔色をうかがい、なるべく変な事を言わないよう、留意して会話すれば、自ずと必要最低限な会話しか出来ません。
しかしこんな関係性を続けていては、いつまで経っても相手は未知の存在で、気を使い続ける事になります。
それが演技に良く作用するのなら問題は無いのですが、姉妹だったり、家族だったり、恋人だったり、夫婦だったりと。
仲の良いであろう関係性を演じる上では、手枷足枷以外の何物でもありません。
だから、顔色をうかがい合ってないで、さっさと仲良くなって、自分のやりたい事を押し付け合うのではなく、お互いに心許した状態で演技をしてもらいたいわけです。
もちろんドラマや映画で、敵同士で、その関係性で普段いたい方もいるでしょう。
しかし長い稽古期間で、そんなビンビンな敵意を撒き散らされては、稽古場はただただ殺伐とした空気に支配されてしまいます。
おら、そんな稽古場は、嫌だぁ~。
仲がいい役は実際に仲良く、仲が悪い役は実際はもっと仲良く。
昔教わった事ですが、その方がやりやすいんです。
そのためにぱんだでは、ゲームなどで遊びながら、相手を信頼するレッスンを続けてるわけです。
仲良くと言っても、相性もあるし、男女になるとまた話は複雑になります。
だから簡単に言うと、信頼関係を築いてほしいのです。
それが出来なければ、少なくとも相手がどんな人間なのか、興味を持って接する事から始めてもらえればなと。
相手を傷つけないよう、自分も傷つかないよう、おっかなびっくりの距離にいても、演技の根本的な成長は無いと思います。
相手の懐に土足で踏み込め!というのは、流石に極論かなとも思うので、
相手を知ろうとする努力と
自分を知ってもらおうとする努力を
演技だけでなく、稽古の合間、挨拶、日常会話からもアプローチしてもらえたら、もっとお芝居が楽しくなるのになぁ~なんて。
何だよ、演技って人間関係と直結するんだ。
そう思ったあなたは鋭いっ!!
演技はただ段取りと台詞を覚えて、感情を表現するだけではないのです。
関係性も表現するし、その関係性を体感する事で言葉も感情も決して一人ではたどり着けない所まで連れて行ってくれるのです。
その時に初めて共演者の大切さと一人で出来る事の限界と虚しさを知る事になります。
ていうか、10年以上前に知りましたm(_ _)m。
あの時あたしは若かった、、、。
そしてバカだった、、、。
願わくばあと2ヶ月、関わったみんながそれぞれ体感してもらえればなぁ~と、日々考えております。
斎藤直人
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