当たり前は難しい

こんばんは、佐藤です。
昨日と今日は希望ホールで高校演劇の定期公演を観てきました。
昨日は酒田西高校演劇部、今日は酒田東高校演劇部の公演の二本立てです。

毎年恒例の公演ではあるのですが、
この公演を以って3年生は部活を引退することになるため、
毎年公演を観るたびに感慨深い気持ちになります。

今年は公演を観ていて例年以上に3年生の意地というか、
思いの強さというか、そういうものを感じました。

最後のカーテンコールではどちらの高校も3年生がボロ泣きしていて、
今日の酒田東高校は2年生の一部の生徒も泣いていました。

2年とちょっとの間続けてきた部活動。
短期間といえば短期間ですが、
必死に演劇に取り組んできた彼らにしてみれば、
これで引退だと思うとなんとも言えない思いがこみ上げるんでしょうね。

3年生以外の後輩達もずっと一緒に活動してきた3年生が引退だと思うと、
色々な気持ちが溢れていたんだと思います。

正直2日間高校生を見ていてうらやましかったです・・・。
私が現役の頃はあそこまでやりきれなかったので。。。

 



3年生の空席は大きいですが、
残された1・2年生は今まで3年生が中心になって作ってきた演劇部の空気や雰囲気を
これからも引き継いでいかなければなりません。

演劇って演技の上手い下手だけじゃなくて、
チームで作るものなので集団の雰囲気作りもすごく重要だと思うんですよ。

今まで3年生が守ってきたいい雰囲気は、
それが当たり前だと思って何もしないでいれば間違いなく崩れていきます。

それは私自身最近強く感じていることでもあって、
いい状態を当たり前だと思わずに守っていく努力を続けていくことが必要なんですよね。

当たり前の底上げをする努力をした上で、
前よりもいい状態が当たり前になってきた時に、
それを当たり前と考えずに守っていく努力をする。

自分で読み返してもかなり分かりにくい表現になってしまいましたが、
これを実践していくのって物凄く難しいことだと思います。

昨日と今日高校演劇を見て、
そういう努力ってやっぱり重要だよなーと再度考えるきっかけになりました。

酒西・酒東演劇部のみなさん、素敵な2日間をありがとうございました!
私たちも負けないように頑張ります!!

というわけで、劇団ぱんだも第4回公演に向けて頑張っていきますね〜。