深夜のラーメンロッジ

初めまして。露久保 淳と申します。
落語と講談、SMAP、本仮屋ユイカがとても好きです。
出身は東京で、学生時代まで関東に住んでいましたが、就職に伴い庄内地方に引っ越して来ました。
7月の本公演に参加し、その後晴れて劇団ぱんだの団員になりました。


学生時代はバレーボールとアカペラに熱中していましたが、演劇は全くの未経験です。

そんな自分が「演じること」に興味を持ったきっかけは、5年前の浅草演芸ホールでの一席です。
そこで落語家 古今亭菊之丞さんの「妾馬」を聴き、ただのフィクションが場の空気と人の心を大きく動かすことに驚嘆しました。
そして、そこから様々な舞台演劇を観ていくうちに、アマチュアで良いから自分も表現者としてフィクションの世界を創り上げて、人の心を動かしたいという思いが強くなっていきました。

庄内地方に引っ越して1年が経とうとした頃、プライベートで興味のあることに時間やエネルギーを費やせるのは今が最良だと考え、気づいたら劇団ぱんだにメールを送っていたという次第です。


さて、自分にとって「ぱんだ」と言えば、実家近くにあるラーメンロッジを思い浮かべます。
http://www.pandagroup.jp/rojji.html

このラーメンロッジには入り口にパンダの剥製が置いてあり、お客さんを日々出迎えています。
このお店には学生時代に頻繁に通い、自分の青春が詰まっていると言っても過言ではありません。

以前このお店は朝5時までやっており、バイトや課題終了後の疲れて一息つきたい時に行っていました。
深夜に友達やバイト先の社員の方ともよく行き、どうでも良い話をダラダラと気の済むまで語り合っていました。

しかし、そんなお店も現在はコロナの影響で閉店時間が22時となってしまい、店主の高齢化もあるため、おそらく元のような時間形態には戻らないと思っています。
もちろんお店がなくなったわけではないのですが、夜更けに現実世界から離れたような、あの少し不思議な空間をもう体験できないかと思うと何だか寂しい気持ちです。


人や物事は変わっていないように見えても実は少しずつ変わっており、気づいたら手の届かない遠い存在になっています。
だからこそ本当に興味があることには、「いつかやってみたいな」ではなく「可能なら今やってみる」ことが重要だと改めて実感し、今年自分は演劇にチャレンジしました。初心を大切に一つずつ勉強していきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします!


写真は8月に行われた劇団かもめんたるの公演を観に行った際のものです。犬山イヌコさんの声がとても素敵でした。9/23まで配信されているので、興味があれば是非!