懸ける思いと覚悟

こんばんは、佐藤です。
昨日8月31日(土)は酒田市民会館希望ホールにて、
高校演劇の地区大会が行われました。

もちろん観に行って来ましたよー!
いやー、毎回観るたびに思うこととして必ずあるのが、
高校生の一回の舞台に懸ける思いの強さについてですよね。

大人になって劇団を旗揚げてから、特に最近は、
一つの作品で2ステージ以上公演を行うことが多くなりました。
1回だけしか本番がなかった高校時代のことを振り返ると、
もしかしたら今よりも本番一本に懸ける思いが強かったんじゃないかと思うのです。

現役の高校生の公演を観させていただくたびに、
本番に懸ける思いの強さは見習わなければならないなと強く思います。


そして今回もう一つドガーンと心に刺さったのが審査する側の先生の思いです。
審査委員長をしていた先生なのですが、

「後ろから刺される覚悟で審査します」

と言っていました。

どういうことかというと、
結局のところ演劇って、どの上演も優劣とかどれが一位とかいう基準がないのですよ。
誰か審査する人がいて、順位がつけられてしまう場合があったとしても、
それってどうしたって審査する側の好みに依らざるを得ないのです。

そういう前提を深く理解した上で、
それでも3校の中から県大会に進む高校2校を選ぶ役割を引き受けたその先生は、
誰もが限りなく自分の好みを土台に審査をしてしまうことを知っているからこそ、
後ろから刺されたとしてもそれを甘んじて受け入れる覚悟で真剣に全身全霊で審査をすると言ったのです。

いやー、普通にかっこいいなと思いましたし、
あそこまで考えてくれる人に審査してもらえる側は幸せだよなーと思いました。

審査される側になったり、実際に関わってみて初めて、
審査する側の責任だったり役割の重みが分かると思うんですよ。


生徒も全身全霊を懸けて稽古してぶつかって創ったものですから、
それを審査する側も覚悟を持って審査する。

素敵だなぁと思いますよねー。


結果的には、鶴岡中央高校演劇部と酒田東高校演劇部が県大会進出となりました。
どの作品も面白かったですし、観ていてめちゃくちゃ勉強になりました。

若いパワーみなぎる上演を観せていただいて、
こちらももっとやらねば!と思いました。

素敵な公演を観せていただいた高校演劇部の皆さん、
本当にありがとうございます。
この場を借りて御礼申し上げます。

今後も追っかけの如く公演があるたびに観に行くので、
何卒よろしくお願いいたします!





長くなりましたが、今週からぱんだも基礎練再開です。
鈍った体に鞭打ちながら、みんなで仲良く楽しく、チームぱんだでやっていきたいと思います。

あー、楽しみだーーーー!!!