もう一つの言葉

こんにちは。露久保です。

劇団ぱんだ 第7回公演 「うけふ」が終演しました。
去年は照明がメインということもあり、私にとって本格的な舞台上の演技は今回の公演が初めてでした。


私にとって、芸術はもう一つの言葉です。
私は陽気な性格ではない上に、表現の仕方を選んで話そうとしてしまうことが多く、本心をありのまま伝えることが苦手です。
だけど、みんなで行う表現活動だったら自由に様々な思いを伝えられる気がして、そういう活動を通して様々な人と関わってきました。

大学生の時には音楽に熱中し、一緒に歌っているのに話しているみたいな、心の繋がる感覚が本当に楽しかったのを覚えています。
演劇においても、「演技」という言葉を通して素敵な空間が生まれ、その表現形態に私は観客として魅了されてきました。


今回の公演ではあまり難しいことは考えず、自分の強みを意識して、舞台上の演者や目の前の観客に伝わるように演じることを目指しました。
反省点はありますが、自分らしさは表現できたと思います。

また、公演終了後に知らないお客さんの方から、私の演じた「マツバラ」の名前で声をかけられたことが印象に残っています。
演じることで私だからこその「マツバラ」という人物が生まれていたら、感無量です。

そして、劇団員の方々に心から感謝しています。




余談ですが、最近「錦の舞衣」という落語に感動した影響で、悪役の演技に興味を持っています。
自分の性格と全く異なるキャラクターではありますが、いつか挑戦できたら嬉しいです。


劇団ぱんだは、来年の夏に次回公演を行う予定です。
自分自身、今回の公演の反省を活かした上で、来年に向けて演技の技術や姿勢を向上させたいと思っています。

今回来ていただいた皆様ありがとうございました。
来年の公演も是非お越しください!